自衛隊員の身になって
- 2015年05月28日
国会の安保法案集中審議で、自衛隊員のリスクについてのやり取りが行われていますが、中谷防衛大臣も安倍晋三も「リスクは変わらない、リスクは高くならない、今も常にリスクはある、自衛隊員は常にリスクを覚悟している」と国民に不安を与えてはいけないとばかりに、否定を重ねています。
当の自衛隊員は、こんな政治家のやり取りを聞いて、どんな思いになっているのでしょうか。
さすがに、自衛隊の幹部達は任務での「死」にどう立ち向かうか真剣に検討を重ねなければと思いがつのっているものと思います。
これまで、自衛隊員の戦死の取り扱いについてこのブログで何度か掲載しましたが、誰が遺体を引き取りに戦場に向かうのか、遺体を戦場からどのように搬送するのか、搬送された遺体はどのように祀られるのか、靖国神社か?千鳥ヶ淵墓苑か?、遺族の意志は尊重されるのか、戦死及び負傷に対する国の保障はどのようなものか、戦場での上官の命令違反はどのように罰せられるのか、軍法会議は設置されるのか、派兵命令は拒否できるのか、などなど、未だ何も決まってはおりません。
時の為政者によって自衛隊員の命が左右される事について、この国の与党政治家はあまりにも無頓着過ぎます。