自転車にも青切符(ブログ3313)
- 2023年08月18日
自転車に「青切符」の交付を行う事が検討されています。
ここ数年、自転車による事故が多発し、昨年は全国で6万9985件にも上りました。
これは、交通事故全体の4分の1を占め、その3分の2が自転車側の違反によって起きたものです。刑事手続きに進む「赤切符」は2万4549件、自転車による事故原因の35%にもなっており、警察庁は、青切符の導入のための道路交通法改正を、来年の通常国会に提出することを目標としています。
市内の自転車の走行を見ると、一定のルールがあるにしても誰もが意識しておらず、車道を走ったり歩道を走ったり気の向くままですし、一方通行の逆走などにも無頓着です。
これらの事が青切符の導入によって激減することは大切な事ですが、自転車はその利便性から利用者が多く、子どもから高齢者まで利用年代は様々です。したがって、交通ルールをどのように理解してもらえるのか、何歳以上を対象とするのか、罰金だけでは無く、違反の点数制度は採り入れるのかなど、慎重な検討が必要となってきます。
併せて、自転車の走行環境を整えることも必要になってきます。
自転車レーンや、自動車等の駐停車などによる車道の自転車走行空間の確保なども課題として考えられ、ルールの導入には、自転車を利用する側と道路政策を担う行政と警察の理解と協力が求められると思います。