菅政権陥落
- 2021年09月03日
約1年間の政治空白がやっと終わりを迎えたようです。
総理大臣在任中、コロナ対策は全くのピント外れ、後手後手で効果は現れず、アクセルとブレーキを一緒に踏み続け、大規模なPCR検査は行わず、従って感染の実態は解らずじまい、ワクチン一筋で医療は崩壊し、中途半端な支援策で経済は立ち直れず、発する言葉は国民の理解を超越し、「矛盾」という言葉を知らず、戦後生まれだから歴史は詳しくないと平然と話し、国民への説明の場である国会、予算委員会、記者会見は大嫌いで、臨時国会の要求を憲法違反までして拒否し、記者会見は再質問は受け付けず、自分の言葉を持たないから官僚の作った文章を読むだけ、挙げ句の果ては、その原稿さえ正確に読めず、さらに他の人の意見を聞かず、自分が一番偉いと「裸の大様」を地で行って、内政以外は興味を示さず、当然、近隣各国との首脳会談も行わないことから中国・韓国・ロシアとの関係も冷え切ったまま。
身内からは会食の掟破りが次々に発覚、同じく広島県の国会議員ご夫婦は有罪判決、古巣の総務省では息子が跋扈し、さらに、虎の衣を借る官僚達は通信関係の企業とねんごろとなり「お主も悪よのう」と旨い汁を吸っても「息子は別人格、官僚のことはいちいち知らない」とシラを切り続け、この間の国政選挙は全敗、地元の横浜市長選挙も大差で敗北、自分より上の権力には弱く派閥の重鎮であるA・A・Kの傀儡となり、バッハには何も言えず全て受け入れ、コロナウィルス感染症はすでに第5波、それも最大級の感染者数と重症者数、緊急事態宣言は4回にも及びましたが、やることは変化が無く2番煎じ、3番煎じ、世論調査の支持率は就任時から下降線を辿り今や過去最低に近づき、泥船と揶揄されて周りには支えてくれる有力者も無く、選挙区である横浜市のハマのドンである藤木幸夫氏からも見放され、自民党神奈川県連の幹事長からは「総裁選では応援できない」と引導を果たされてしまいました。
岸田氏の人事刷新に対抗しようと、二階幹事長の首を切り、党役員と内閣改造を打ち出しても後任人事が決まらない。それもそのはず、誰も火中の栗は拾わない。
党内も「菅氏では選挙は戦えない」の大合唱。
全てが四面楚歌、気がつけば独りぼっち。そして菅政権の陥落。
しかしそれは全て自分のまいた種、パンケーキおじさんという衣をまとった冷徹なスガーリンの哀れな末路です。
「コロナ対策の明るさが見えてきた」と本人が述べたことは、このことかと与党の皆さんは今日思ったでしょう。
さて、これで1年間の政治空白がやっと収束の方向へ向かうでしょうか。