菅氏の矜恃
- 2021年09月26日
菅総理が米国に行っています。
今週には新しい総裁が誕生し、10月4日には臨時国会が召集されて新総理の首班指名が行われます。
あと1週間、いや、実質29日の総裁選までですからあと3日間です。
そんな総理が米国で日米豪印4カ国との首脳会合を行っても、その後の外交に責任が持てるとはだれも考えていないでしょう。
ところで、菅氏はワシントンで同行記者団と懇談し、記者から首相退任後に新首相から新内閣での入閣を要請された場合の対応を問われ、「受ける気持ちは全くない。」と答えたそうです。
当たり前のことですが、総理大臣として全ての大臣を統括する任を全うできず、国民からも見放された方に一大臣とはいえ務まるはずもありません。
また、新総理が入閣を要請することなど考えられませんし、菅氏自身の矜恃(プライド)もそれを許さないでしょう。
しかし、総理大臣を務めましたがその任を全うできずに辞任し、その後、大臣になっている方がいます。
そうです。口がへの字に曲がって上から目線が得意な方、派閥の領袖だそうですが、いつも人を小馬鹿にしたような口ぶり、庶民と違って毎晩ホテルのレストランでワイン片手に食事をすると言われている方です。
この方に、議員としての矜恃を求めること自体、無い物ねだりでしょう。
菅氏は、首の皮一枚でこの方と同様の評価をされるのを避けたと言えるでしょう。