蔓延から宣言へ
- 2021年05月13日
道議会第1回臨時会が開催されました。
10時開会予定でしたが、知事サイドの答弁準備が整わず、午後2時10分にずれ込んで開会、自民党道民会議から共産党まで全会派が質問に立ち、様々な角度から知事のコロナ対策に対して見解を問いました。
揺れ動いていた蔓延防止重点措置指定の決定につきましては、各会派が改めて緊急事態宣言に移行して政府に要望すべきという強く主張、札幌市長からも強い要請があったことから、改めて緊急事態宣言を政府に要望することを判断しました。
北海道は、ご存じのように今日の感染者が712名で、札幌市も最多の499名に達しました。
これまでもお伝えしたとおり、既に国の宣言要件であるステージ4を遙かに超えていますから、当初から蔓延防止では無く宣言を要望すべきでした。
しかし、政府の考えを考慮してか、そこまで踏み込まずにいたことも感染数増加に影響を及ぼしたものと思います。俗に言う「後手後手」です。
昨年2月の北海道の状況は、まだ第1波で今ほど感染者数が大きくありませんでしたが、知事は北海道独自の緊急事態宣言を発出し、移動・外出の自粛、飲食店の時短要請だけではなく学校の休校まで求めました。
この1年間で、知事の判断は、日ごとに政府に寄り添うようになり、道民への視線がぼやけてきている様な気がします。
ことは、命に関わる問題です。そこを最優先にして、対処方針を先手先手で打っていく姿をみせてほしいものだと思います。