虚構の教育費無償化
- 2017年11月11日
「息を吐くように嘘をつく」と当時の蓮舫代表に指摘されていた安倍晋三が、またもや国民に嘘をつきました。
安倍晋三は選挙時に「人作り改革」と命名して教育費の無償化を公約にしました。
その中身は、幼稚園・保育園の費用を無償化し、待機児童を無くすると共に、女性の社会進出を手助けするというものでした。
そして、もう一つが、全ての子ども達にチャンスが与えられるべきであり、返済に必要のない奨学金制度を導入すると言うものでした。
このことを期待して保育園の待機に悩むお母さん達、そして、卒業後の奨学金返済が壁となり大学進学を諦めていた高校生や家族の方々の多くが自民党に投票したかもしれません。
そして、選挙の結果自民党が圧勝したとたん、手の平を返してしまいました。
幼稚園・保育園の無償化については「認可外保育園」を対象外とするとのこと。
保育園に入所できない子どもを持つ親は、認可保育園に空きが生じるまで、仕方なく認可外の保育園に子どもを預かるしかありませんが、認可外が保育料無償化の対象外になれば、認可保育園に入所できた家庭と未認可保育園の家庭に格差が生じます。
そして、返還不要の給付型奨学金には成績要件が付き、さらに、給付定員が限定され、成績要件がクリアされても全員が対象になるわけではなく、かなり狭き門となり、国民の期待からは大きくかけ離れるものとなっています。
現在、奨学金を利用した多くの学生は、卒業後に500万円以上にもなる奨学金ローンに追われ、借金地獄の中で返済に苦慮しています。
今後もそのことに変わりはなく、国民の期待を多いに裏切るものとなります。
こんな事は今までに何回もあり、国民はいつも騙されています。
「息をつくように嘘をつく」、そろそろ騙されっぱなしの人の良い国民から卒業しませんか。