衆議院選挙立候補予定者公開討論会
- 2009年08月14日
過日、新聞社の主催で立候補予定の3者(福島・佐藤・逢坂各氏)による公開討論会が開催され、出席してきました。
聴衆も含めて熱気に包まれた討論会になるのではと思い、早めに整理券を確保しましたが、当日会場を訪れましたら200席ほど用意されたイス席は開会時間になっても空席が幾つも有り、少々以外な感じがしました。
政権交代がかかる選挙であり、国民の関心が高い選挙なので、公開討論会は各候補の考え方に触れることの出来る大変興味深い機会となることから、会場は立錐の余地も無いと考えて出席しましたが気勢をそがれた思いでした。
思えば、函館市は投票率が全国最低ランクに位置しています。
その関心の無さがこの討論会にも現れたのかと選挙に関わる者の一人として非常に残念な気持ちでした。
さて、本題の討論会ですが、各候補者は立候補を決意した思いに始まり、個別課題も含めそれぞれの国政に対する考え方を持ち時間いっぱい訴えました。
しかし、少し残念だったのは、候補の一人が他の候補に対して非難めいた話をしたことです。
選挙は戦いですから、あらゆる戦略を屈しすることは当然ですが、民主党候補に対し、本人が話していないことを、さも、本人が話したかのように皮肉ったり、無所属候補に対し、保守分裂の元凶のように受け止められる発言をするのはいかがなものかと思います。
さらに、夫婦で戦うのが選挙であるかのような発言も頂けませんでした。
私の今までの経験では、政策よりも夫婦で土下座をしたり、妻に涙を流させ選挙民の温情に訴えるということが 得意だったのは、むしろ、貴方達ではなかったのか、妻の力を借りて夫婦一体の選挙をするのだという考え方は、少し時代錯誤的ではないかと感じます。
議員が地元に居ない場合の妻の役目は大切だと思いますが、選挙はあくまで立候補者が自ら政策を訴え、賛同を得るものと思います。
いずれにしても、三者三様の訴えが来場者の心にどのように響いたのかは、30日の投開票で明かになるはずです。
相手候補などへの非難は、周りの方々にまかせ(党首同士もやっていますが)、残る短い選挙期間中、政策を判りやすく有権者に訴えることが肝要と思います。