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街の景気は(ブログ3803)

  • 2025年01月12日

 じんわりと物価高、人件費高騰、燃料費の値上げが生活の中で影響を続けています。

 正月明けから市内の企業や団体、ご商売をされている方に挨拶廻りをしていますが、今年に入って、廃業された所が増えています。私が行った事業所では、お蕎麦屋さん2件イタリアレストラン1件、燃料店2件。

 序盤の挨拶廻りで、6件の事業所が入り口に都合により廃業という張り紙がありました。

 挨拶廻りは、今月いっぱいの予定ですから、終わる頃には何件が同じように店を閉めているのか不安になります。

 所得が上がらず、物価だけが高騰している今の日本。燃料費は政府の支援が終了して新たな支援に変わりますが、寒い冬に灯油の消費を極力抑える、車はなるべく使用しない、それは、ガソリンスタンドや燃料を商売とされている事業者にとっては、死活問題ですし、コロナ禍での「ゼロゼロ融資」の返済が更に重くのしかかります。

 また、食品の原材料費が高騰し、価格に転嫁できない飲食店が我慢の限度を迎える事になってしまったのでしょうか。街のラーメン屋さんやお蕎麦屋さんなどは、1杯1,000円の壁が横たわり、サラリーマンの多くはコンビニやスーパーなどの弁当に切り替えてしまいました。

 今年の函館市の年賀会で、商工会議所会頭が、今年は「所得倍増に、そして大胆に価格転嫁をしましょう。」と話していました。

 参加者の中で、この話をまともに聞いていた人は極一部だったのではないかと思います。

 多くの参加者は、「なに寝言を行っているのか」と鼻白んでいました。

 初競りで、マグロが1匹3億円、ウニが1折700万円など景気の良い話しを聞きますが、庶民の景気指数は悪化の一途、そして、ついにエンゲル係数は30%を超えてしまいました。


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