見覚えのある後ろ姿
- 2015年07月09日
6月25日に自民党本部で開かれた勉強会「文化芸術懇話会」、皆さんご存じの通り、百田尚樹の「沖縄の二つの新聞をつぶさないといけない」発言、大西英男衆議院議員の「安倍晋三首相は言えないかも知れないが、日本を過つ企業に広告料を払うなんてとんでもないと、経団連などに働きかけて欲しい」、井上貴博衆議院議員の「スポンサーにならないことが一番マスコミはこたえる」、長尾敬衆議院議員の「沖縄のゆがんだ世論を正しい方向に持って行くためにどのようなアクションを起こすか。左翼勢力に完全に乗っ取られている」等々の発言が、言論の自由を否定するものとして取り上げられ、テレビで何度も勉強会の場面が映し出されていましたが、後ろ姿ではありますけど、この勉強会に出席して拍手を送っている姿に見覚えがありました。
その後ろ姿は、確かに地元北海道8区選出の自民党衆議院議員だったと思います。
この勉強会に出席し、百田氏に拍手を送っていたということは、発言に共鳴したか、あるいは賛同したということではないのでしょうか。
しかし、この衆議院議員は、地元に帰っても新聞のインタビューを除き、安保法制の必要性や集団的自衛権行使容認、さらに、憲法違反では無いことに対する説明はおろか、この勉強会に参加したことや沖縄の新聞はつぶさなければいけないことなど、何一つ街頭で説明することはありません。
自身の考えを市民や国民に訴えるのも議員の大事な仕事です。
単に安倍晋三について行くだけでは、安保マフィアに群がるその他の一人であり、採決の際の1票要員でしかありません。
貴方は、立憲政治を踏みにじり、憲法を事実上骨抜きにしてしまう法案を提案している与党の一員です。説明責任を果たしていただきたいと思います。