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観閲行進?(ブログ3735)

  • 2024年11月05日

 石垣市で開催された「石垣まつり」の市民大パレードに、迷彩服の隊員が70名参加し、「一撃必墜」や「闘魂」と書かれたのぼり旗を掲げ隊列を組んで行進しました。

 昨年から陸自が「公務」の扱いで参加、指揮官が部隊の状況を調べる「観閲行進」さながらの風景が再現されました。

 また、陸自の出店も行われ、軍用車両などの装備品も展示された様です。

 自衛隊の基地がある自治体では、自衛隊敷地内で同様の行事が毎年行われ、自衛隊関係者や家族、行政や議会などからの参加がありますが、島の祭り、すなわち石垣市民を対象にした祭りに軍事色を持ち込むのはさすがにいかがなものかと思います。

 市長が参加を求めたのか、それとも市長に自衛隊が参加を求めたのか定かではありませんが、参加によって自衛隊が市民に好感をもたれるかと言えば、それは逆効果であることに思い巡らさなければなりません。

 自衛隊が醸し出す軍事色は抑制的で有るべきですし、とりわけ先の大戦で島民の多くが犠牲となった沖縄ではよりいっそう配慮が必要です。

 いわんや、「一撃必墜」や「闘魂」など戦争を想起させるのぼり旗などはもってのほかですし、そのような感覚では自衛隊員の募集に悩んでいても、若い方には逆効果だと思います。


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