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解散から逃げた(ブログ3250)

  • 2023年06月16日

 昨日は衆議院解散か、とのブログを書かせていただきましたが、今日の新聞では、岸田氏が「通常国会会期内の解散は無い」と発言した事が新聞に掲載され、すっかり肩透かしを食らってしまいました。

 やりたい放題で、次から次に悪法を数の力で押し通し会期末を迎える算段ですが、今の段階では、支持率も下降気味か。

 LGBT法は、法律が無い方がましで、現状を後退させる内容の法が出来たことによって、各地域で制定しようとしている条例やパートナーシップ制度まで制限がかかる懸念が出てきました。

 入管法は、立法事実が無いにもかかわらず、現行法をより一層改悪する内容となり、3回目の申請中であっても強制送還が可能になりましたし、収容環境は一向に改善されず、難民審査も含め受入を極力排除する入管庁の思惑通りの内容となってしまいました。

 マイナンバーはトラブルが続出しても前のめりで、利用する国民にとって利便性が向上するのでは無く、限りなく国民の個人情報を取得しようとする政府の目論みだけが露骨に表れています。

 今後は、診療履歴だけではなく、免許証の紐付けで違反履歴等が読み取られ、マイナカードのスマホ搭載、大学の出席管理や図書館の貸し出し記録など省令だけでドンドン対象が広がって行きます。

 「誰もおいていかない社会」では無く、カードを持たない方、使えない方は「容赦なくおいていく社会」になってしまいます。

 異次元の子育ての予算確保は先送りで、「社会全体で子育てを」などと言いつつ、社会保険料(健康保険、年金、失業保険等)を値上げして国民と企業への負担増を視野に入れています。

 国防費の増額は、国債(戦時国債の色が濃い)やたばこ税、東日本大震災復興税の流用による徴収期間の延長等、これも国民の負担を強いることを考えています。

 さらに、あっちが「桜を見る会」なら、こっちは「官邸内の忘年会」、取り上げたらきりが無い多くの岸田氏の悪行が収縮された国会会期末。

 これでは、いくら野党の体制が整っていないにしても、解散したら国民の憤りは自民党に向かうことは確かです。麻生氏が「今はいい材料が何も無い」と進言したことも頷けます。解散を回避したの本当の理由は、「国民の審判から逃げた」と言うことなのでしょう。


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