記事に偏り?(ブログ3262)
- 2023年06月28日
昨日から道議会本会議が始まり、自民党会派と立憲民主会派の代表質問が行われました。
私たちの会派は、知事1期目の総括を行った結果をベースに質問を展開、かなり辛口の内容となりましたが、今日の道新には、「福島第1原発の処理水を巡る答弁への不満から質問時間を30分遅らせて抵抗」と、報道されてしまいました。
道新の記者の取材不足なのか、それとも表現の仕方なのか、この文章を単純に読むと、民主会派が知事の答弁を不十分として、嫌がらせのために議会の開会を故意に遅らせたとしか受け取れない書き方になっています。
これは道民に大いなる誤解を与えるものであり、報道機関が事実を伝えず故意に民主会派を批判したものではないかと疑ってしまいます。
事実は、会派が通告した質問要旨について、知事サイドの答弁が整わないために遅れたもので、原因は全て知事サイドにあります。
遅れの原因を作っている知事サイドが、各会派にその遅れの原因を説明し、議会運営委員会にも開会の遅れをお願いするのが本来の流れです。
記者が民主会派役員に「何が原因で遅れているのか」という取材を行った事実は無いようです。とすれば、道側の言い訳わけだけの聞き取りだけで記事にしたとしか思えません。
日頃、権力に対し厳しい視点で記事を書かれている地元新聞が、十分な取材もせず一方的な受け止めだけで、読者に誤解を生む様な内容を掲載するのは、理解できません。
若い記者も多くなってきましたが、その記者達を統括する道庁担当キャップも、記事にする場合は「双方の裏を取る」ことを基本に指導すべきでは無いでしょうか。