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許容量を持った運動を

  • 2012年09月30日

今日、函館市の千代岱公園で「大間原発・すぐ止めよう!1,000人集会&ウォーク」が開催されました。
節目節目に開催されておりますが、今日の集会は、明日10月1日に電源開発(Jパワー)の副社長が函館市長に建設再会の説明に来る前日に市民の思いをアピールするもので、多くの市民の方が集会に参加しました。
集会は、主催者の挨拶の後、大間原発訴訟の会代表の裁判報告、集会に参加された方の中から、羊を飼いチーズを作って生活をしている方の訴えの他、函館市議会で可決した「大間原発工事再開永久凍結」の決議に尽力された民主党の道畑市議会議員、共産党の紺谷市議会議員からも、挨拶がありました。
この集会に私も参加し、参加者の中に混じって挨拶を聞いていましたが、私の後ろの方から、「民主党のせいだろう」「離党してから話せ」「恥を知れ」「よく集会にこれたなあ」「なにが大間原発反対だ」などの声が聞こえてきました。
確かに、今の野田政権は「革新的なエネルギー環境戦略」において明記された「30年までに0を目指す」から「30年代までに・・・」と後退し、枝野経産大臣は「建設中の大間原発は新設にはあたらない」と青森県側に見解を示し、藤村官房長官までそれを容認する発言をするなど、集会に参加された市民の皆さんだけではなく、多くの国民の方が怒りを持っておられることは理解しますが、そんな民主党に所属している議員の中にも脱原発を訴えて具体的な活動を行っている議員もいます。
そんな議員を、お前達も「同類項」と一括りにして排除するようなことがあれば、共に反対運動を行うこと自体に無理が生じます。
市民運動は多様な方が、それぞれの思いを持って参加する柔軟かつ許容量の大きな運動だと思いますし、それが多くの共感を呼ぶのだと思います。
「あんな民主党の中にいて脱原発を主張するのは、かなりの勇気のいることだろう」と思ってくれなくても、せめて共通の目的を持った仲間として見ていただきたいものだと感じました。


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