詐欺師総理
- 2016年06月09日
安倍晋三が参議院議員選挙向けの地方遊説を始めました。
そこで、強調するのが「アベノミクスは道半ばである。アベノミクスのエンジンを最大限にふかす。」、「民進党・共産党に経済を任す訳にはいかない。」、「就業者数は110万人増加、税収も増加し、2年連続で賃上げも行った。」と、この3年半の経済成果ばかりです。
果たして本当にそうなのか?国民の皆さんの実感は安倍晋三の言うとおりなのか。
答えは「否(いな)」であります。
就業者数の増加は「非正規」が圧倒的に多く、失業者は数に入れていません。
そして、実質賃金は5年連続のマイナス、税収は、消費税の増税と輸出産業を中心とする大企業の分です。
しかし、大企業へは、法人税の減税をし、一方、日銀や年金基金の運用替えによる株価や為替の介入による富裕層優遇策で、パナマ文書も追求せずです。
安倍晋三の示す各種の経済指標は全ていいとこ取りのペテンです。
その証拠に、伊勢志摩サミットで各国首脳に示したグラフは、経産省が作った作為的なもので、各国首脳の前で恥をかいてしまいました。
そして、消費税の延期の理由を「世界経済のリスク」のせいにしていますが、サミット各国首脳から笑いもの扱いを受けました。
それもそのはず、IMFが4月に発表した2016年の経済見通しを見れば、世界全体で3.2%成長、アメリカは2.4%、イギリスは1.9%、ドイツは1.5%と数字は低いけれども確実に成長していますが、日本は0.5%と一番低い成長率となっています。
原油価格も一時の1バレル30ドルから50ドルまで上昇、アメリカは今月にも金利を上げることを検討しており、実質的にも最悪期を脱したと判断しています。
これでも、消費税増税の延期を世界経済のせいにして、アベノミクスは成功だと訴えています。
増税が出来なかったのは、日本経済のデフレを解消することが出来ず、国民生活は瀕死の状態となっているからで、全ては安倍晋三の経済政策の失敗であることは経済評論家をはじめ、御用学者を除き、ほぼ全ての専門家の一致するところとなっています。
公約が果たせなかった責任、国民生活を疲弊させた責任を、今度は国民が安倍晋三に取らせる番なのです。
国民は馬鹿ではありません。ごまかしもペテンもすっかり見え透いてきた戦後最大の詐欺師総理に怒りをぶっつけましょう。