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議会は生き物

  • 2020年06月22日

 道議会代表格質問が終了し、今日から一般質問に入りました。

 いつもは淡々と流れていく一般質問ですが、今日は少し議会がざわめく事態が起こってしまいました。

 自民党1回生の方の最初の質問が終わった場面で、知事サイドに動揺が走り知事が答弁のために議長に手を上げることなく黙ったままとなってしまったことから、議場は、なぜ知事は答弁を行わないのかとざわめき始めました。

 議事は進まず議場には怒号が響き、なぜ議事が止まったままなのか理由が分からないことでいらだちが高まってきた時に、議長が暫時休憩を宣告し議場内議運(議事の進行について議場内で開催する議会運営委員会)を招集しました。

 議場内議運が終了し、議長が質問者を再度指名、質問者が「障がい者の学びの支援についての質問に対して答弁者を知事と教育長を指名しましたが、知事では無く教育長のみに訂正して下さい。」との発言があったことから、この騒ぎは質問通告していない知事に答弁を求めてしまったことで、知事サイドが慌ててしまい議事が止まってしまったが判りました。この間、約20分ほど議会が空転。

 通告をしていなくても、同じ質問を教育長にしているわけですから、知事は前日の勉強会では教育長がどう答えるから知っていたはずですし、それと矛盾しない範囲で答弁が出来たはずです。

 また、知事の側には担当部長も控えていましたから、「障がい者の学びの支援につきましては担当部長から答弁させます。」で済んだはずです。

 残念ながら、このことで知事は急な議会対応に適応出来なかったこと、そして筋書きと答弁原稿が無ければ答弁が出来ないということを露呈してしまいました。

 俗に「議会は生き物、何が起こるか判らない。」と言われます。

 知事には臨機応変に議会対応が出来るよう望みます。


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