議会新庁舎の喫煙
- 2019年07月13日
既にご承知のように、道議会の新庁舎に喫煙設備を設置することに対し、連日批判の報道がなされ、また、支援者からも「いったい道議会の民主会派はどうなっているのか」と疑問の声も寄せられていました。
これまで道議会を構成している公明党・共産党・結志の会などは、すでに新庁舎内禁煙という結論を出していますが、私達の会派である民主・道民連合(立憲民主党所属議員会派)は、会派内の意見をまとめるのに時間が必要としていました。
これまで当選期数ごとに意見を集約し、各期の意見を基に役員会で検討を加え、昨日の議員総会で会派としての見解をまとめました。
結論は、「新庁舎内における自らの会派のスペースには専用の喫煙所は設置しない」ということです。
この結論を導き出すのには時間がかかりました。
私達立憲民主党は、「多様性を重んじること、少数派の意見を大事にし、できるだけ取り入れる努力をする」ことを活動の中心に置いてきました。
喫煙者と非喫煙者がどのように共存できるのかも今後の課題ですし、喫煙は嗜好の問題ですが、個人の嗜好によって他の方々の健康を脅かすことを認める訳にもいきません。
さらに、ご指摘いただいているように、議会は決議機関であるので法に基づいて喫煙所を設けることが出来るということへの疑問や、議員自らの嗜好のために税金を使って良いのかという多くの皆さんの意見等についても、様々な角度から検討を行った結果、導き出した結論です。
私達会派は、自らの会派には喫煙所を設置しない事を決定しましたが、早々に喫煙所を設置すると結論を出した自民党会派の皆さんも、改めて再検討していただき、議会全体として議会スペースには喫煙所を設置しないという事になるよう期待したいと思います。
今後は、喫煙する議員の皆さんについて、観光客や道民が自由に利用できる1階の道民ホールに喫煙所を設置し、誰もが利用できるようにするのか、それとも敷地内全てを禁煙にするのか、また、現在、北海道庁舎の外に設置している職員向け喫煙所を利用するのか(この喫煙所は知事が認めている)、少し時間をおいて、しかし早急に議会として結論を出して行かなければなりません。