議連の決議
- 2021年06月11日
自民党内の、選択制夫婦別姓導入に慎重な自民党有志議員による「婚姻前の氏の通称使用拡大・周知を促進する議員連盟(会長・中曽根弘文元外相)」が、時期衆議院選挙向けの公約として旧姓使用の拡大を盛り込むよう求める決議案をまとめ、議連会合で採択しました。
夫婦別姓に反対しながら旧姓使用の拡大を求めると言うことに、どのような説得力があるのでしょうか、この決議にはパスポートや、免許証に旧姓が使用できることなどを拡大する事によって、本質的な夫婦別姓の議論を棚上げにしてしまいたいという意図がスケスケです。
今、議論になっているのは「選択制」の夫婦別姓ですから、それぞれの家庭の事情で決めれば良いことであり、別姓によって家族の絆が壊れると主張しますが、夫婦同姓であっても家族が崩壊する例は枚挙にいとまが無く、逆に別姓であっても円満な家族はたくさんあります。
日本だけが夫婦別姓に固執していることを、海外では不思議に思っています。
子どもは父方・母方どちらの姓を選択しても良く、気に入らなければ成長してから改名すれば良いことで、この場合の改名手続きも簡素化する。海外では別姓や改名でトラブルになった事例はまったく聞いたことがありません。
自民党の議連の方々にも別姓を使用している方がいらっしゃいますが、小手先のごまかしでは無く、世界水準に近づく努力を公約にした方が、支持は広がると思います。