貧すれば鈍する
- 2017年05月15日
13日まで海外視察とその帰途でした。
この間、国内も、世界の情勢も大きく変化をしていました。
フランスではマクロン氏が就任し、EU離脱のイギリスの影響が欧州の広がる懸念に歯止めがかけられましたし、韓国でも文大統領が就任、少しはリベラルな対応に期待が出来るのでは無いかと思います。
一方、国内では、安倍晋三が憲法9条の改正を2020年という期限まで限定し施行するとの発言、狂っているとしか思えません。
憲法改正は、総理大臣や自民党総裁が指示して憲法審査会がその意を汲むというものでは無く、国民が憲法の不備で国民生活に支障をきたしているという声が高まり、それを受けて憲法審査会が十分に審議を重ね、国会に意見反映をし、国会が発議をして3分に2の賛成を得た後に国民投票を実施、過半数を得ることが求められますが、安倍晋三はあたかも自分に憲法改正の権限が与えられているかのように発言しています。
さすがに、自民党内部からも批判の声が出ていますが、当然のことだと思います。
共謀罪もしかりで、何が何でも今国会での成立を強行しようとしており、安倍晋三の独裁化が一層顕著になってきています。
まさしく、「我が世の春」がごとくです。
昨日言ったことと今日言うことが全く矛盾していても意に介さず、大手マスコミも批判さえ忘れてしまっている事を改めて痛感します。
これを許しているのも国民であること、国民所得を抑えているのも権力者の作戦で、「貧すれば鈍する」ということを国中に蔓延させようとしているのでは無いかとさえ思ってしまいます。