資質の無い衆院議長(ブログ3122)
- 2023年01月29日
細田衆院議長が旧統一教会との関係について、各党代表者に対し非公開の説明を行いました。
3権の一つ、立法院の最高責任者である衆院議長という立場にある方が、自らにかけられた疑惑に対し、秘密裏に説明を行うと言う姑息な手段で切り抜けようとしています。
国民から選ばれた国会議員、その国会議員から選出された、いわゆる国会議員の頂点に立ち、行政の長である首相と同等の地位である議長は、国会運営に当たって党派を超え公平中立の立場で臨み、時には国会運営に関わる与野党間の調整に資するために「議長斡旋」を行うなど、高潔さが求められる職と言われます。
にも関わらず、国民から逃れるように密室での説明です。
細田氏は、政党の代表に説明するのではなく、記者会見や国会で旧統一教会と自らの関係を国民の前にあきらかにすべきではないでしょうか。
旧統一教会との関連団体の集会では、安倍氏の名代として「韓鶴子総裁」をヨイショし、「早速、安倍総理に報告したい。」と持ち上げた映像を、私たちは幾度となく目にしてきましたし、教団との付き合いの度合いも報道され、これまで8回も教団側の集会で挨拶を繰り返していたようです。
何より、今回の秘密会で「過去のことについて、議長の立場で会見し答えるのは相応しくない。」と発言した事です。
議長だから他の国会議員と違い、都合の悪い事を記者会見するべきでは無いと考えることに、この方の見識と資質を見たような気がします。
この方は、議長の役目はただ本会議で質問者と答弁者を指名するだけ、と思っているのでしょう。
我が国には、各国から多くの賓客が来日します。そしてその方々の表敬訪問を受ける衆院議長がこれでは、岸田氏同様、「何処に出しても恥ずかしい。」存在でしかありません。