軽い閣議
- 2017年03月27日
共謀罪については、これからもこのブログで書き続ける事になると思いますが、この共謀罪を閣議決定したのは今月の21日、安倍晋三は19日からドイツ、フランス、ベルギー、イタリアの4カ国を歴訪中で帰国が22日です。
総理大臣が欠席した閣議において重要法案が閣議決定されてしまいました。
このことを日刊ゲンダイが問題視しています。記事内容を要約抜粋します。
<閣議は本来、総理大臣の呼びかけで開かれる内閣の合議であり、内閣法第4条では「閣議は、内閣総理大臣がこれを主宰する。この場合において、内閣総理大臣は、内閣の重要政策に関する基本的な方針その他の案件を発議することが出来る」となっており、森喜朗元総理大臣は、「閣議は、その主宰者である内閣総理大臣及びその他の国務大臣全員が集まって開かれるのを原則とする」と質問趣意書で答弁書を出している。今回の閣議は黒に使い灰色である。>
と解説しています。
今国会の最重要法案である「共謀罪」がかくも軽く扱われています。
というより、国民が甘く見られている証ではないでしょうか。
「ヨーロッパに外遊している間に適当に処理してくれ」との思いで、欠席中の閣議決定を指示していたのでしょうし、指示が無ければ総理大臣が欠席中に閣議決定するはずがありません。
丁寧さを無視して独裁的に国政を弄ぶこの男の本質が際限なく表出しています。
そして、いつものように誰も身勝手な「殿」を諫めることはありません。