軽減税率の検討
- 2015年05月30日
今年4月から始まった消費税8%。
想定されていた通り個人消費は落ち込み、景気の回復にはほど遠いものとなっています。
当たり前ですが、ちょっとした買い物が2万円としたら消費税で1,600円となるわけですから、常に消費税のことを考えていないと予算オーバーとなってしまいます。
今更ながら、8%というのはかなりきついと感じます。
このままで行くと、来年の10月には消費税が10%となってしまいます。
消費税による増税分は社会保障予算に特化すると言われていましたが、それも今となっては社会保障費だけに使っているとは思えません。
その話は先において、与党は消費税が10%になった折りには、低所得層の負担を軽減するために食料品を中心に軽減税率を導入することが検討されていますが、一律増税では高額所得層との逆進性が解消されないために、頭を悩ましているようです。
低所得層も高額所得層も、大根1本買うときの値段に変わりはありません。
世界各国では、様々な種類の消費税が課税されていますが、どれも一長一短となっています。
改めて、10%が良いのかどうか、そしてその場合どのような軽減税率制度を導入するのか、逆進性の解消や贅沢品への対応も十分に検討し手欲しいと思います。