辺野古建設工事への疑念
- 2019年03月13日
この度の防衛省の試算によれば、辺野古の埋め立て予定地にある軟弱地盤の改良工事に3年8ヶ月かかるとのこと。
また、防衛省が1月にまとめた報告書では軟弱地盤の底まで最大90mに達するとしていましたが、岩屋防衛省は2月の国会での質問に対し70mまでで対応可能と答えました。 またもや国民を欺こうとする答弁で、防衛省という官僚組織の試算した90mを政治家である防衛相が70mと発言、あたかも問題が無いかのような騙しの論理を展開しました。
どうも、70mというのはそこまでの深さなら国内で対応する機材が有ることが根拠のようです。
90mという深さは世界でも行ったことのない深さであり機材も無いことから、認めるわけに行かないということなのでしょう。
さて、改良工事に3年8ヶ月というのも根拠を示しておらず、そもそも、90mに対応できる機材の開発から始めるとすれば、県の試算のように5年以上かかるものと思われます。
総事業費も、防衛省は最低でも3,500億円と言っていましたが、改良工事も含めた総事業費についての県の試算は最大2兆6,500億円に膨らむと試算しています。
何事も小さく問題ないように装いながら、その実は軟弱地盤の深さも工事期間も総事業費も全てについて根拠を示さない政府。
辺野古もこれまでの防衛費と同じように青天井へと突き進む姿が想像されます。