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連合東京はリベラル(ブログ3609)

  • 2024年06月19日

 連合東京が東京都知事選で「小池百合子氏」を応援することを組織決定したようです。

 連合本部の芳野会長が、筋金入りのアンチ共産体質の持ち主で、その取り巻きも同じような考えを持つ方々が多いのか、都民が都政に何を求めているのかより、企業に従順な自民党が支援する小池都政を、連合が求めているということなのでしょう。

 連合は、働く労働者のナショナルセンターであり、その第一の存立意義は雇用の安定と労働条件・労働環境の向上、労働者のさらなる団結による組織の拡大だと考えています。

 700万人の組合員を抱える組織ですから様々な主張があるでしょうが、バランスの取れた方針を掲げ、意見の調整と融和を重視し、労働政策だけでは無く、国民が主役の国政運営を求めていくために、その組織力を活かしていかなければなりません。

 然るに、会長を中心に国民を愚弄し続け国民生活を蔑ろにしている自民党政治と手を結ぶような動きを公然と行い、それを諫める連合加盟組織も見当たらないという連合に、多くの国民や労働者は何を求めれば良いのでしょうか。

 今回の東京都知事選挙は、まさしく、既存の自民党政治と連携してきたパターナル(権威主義)の小池氏を選択するのか、それに対峙するリベラル(寛容)の蓮舫氏を選択するかの、日本の首都のリーダーを決める選挙です。

 報道では、「連合東京の組織人員は約126万人、小池氏の前回の得票数は約366万票で、単純計算すると3分の1に当たる。」と数を比較していますが、この時の投票率は約55%、組織されている連合組合員が全員投票所に足を運び、連合が支持する候補に投票する等というのは、幻想でしか有りません。

 都民の投票率が55%であると言うことは、組合員の投票率も55%と見るべきです。

 そして、多様な考え方を持つ組合員が、50人以上の候補者の誰に投票するかなど組合の委員長でも想像がつきません。

 蓮舫氏は、東京の市井にいる多くの市民有志の連合体から立候補を要請されました。

 仮に蓮舫氏が当選したら、連合は都民に支持されない組織、自らの利益しか目に入らない組織という「汚名」を受けることになるかもしれません。

 連合という組織は、あくまでもリベラルな土壌の上に立脚し、バランスの取れた活動を行うべきだと考えています。


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