連日最高を更新
- 2022年02月04日
昨日の新規感染者数は過去最高の3788人、病床使用率は30.8%、自宅療養・入院・宿泊療養施設調整中は2万1873人となりました。
昨年、新型コロナウィルス警戒ステージの基準を新規感染者数重視から病床使用率重視に変更しましたが、その時は私のブログに、「判りにくく、国民の警戒感を和らげ、対策への非難を避けるための方策では無いか」と感想を述べました。
前述の数字を過去の警戒レベルにあてはめると、
①10万人当たりの新規感染者数は、レベルⅣの基準25人以上の約3倍となる72人。
②病床使用率はレベルⅢの20%以上とレベルⅣの50%の基準の間の30.8%。
③医療を受けていない自宅療養、入院・宿泊療養施設調整中は、レベルⅣの基準30人以 上の14倍となる419人となります。
前回の基準では、
レベルⅢ:感染者の急増および医療提供体制における大きな支障の発生を避けるための対
応が必要な段階。
レベルⅣ:爆発的な感染拡大及び深刻な医療提供体制の機能不全を避けるための対応が必
要な段階。
となっています。
今は、医療が逼迫し道内の自宅待機者、いわゆる医療の提供を受けることが出来ていない人の数が過去最高だった第4波7090人の約3倍の2万1873人となっており、すでに、北海道は緊急事態宣言に匹敵する状況ではないかと思います。
待機者は医療の提供を受けることが出来ないだけでは無く、素人である自らが自分は陽性者であるのかないのかを判断する「みなし要請」を知事は導入することにしました。
また、みなし陽性者となっても、PCR検査どころか「抗体検査キット」も手に入らず、ただ、家で過ごさなければならないだけです。
既に全国でコロナによる自宅死が二桁となりました。
このような状況にありながら岸田氏は、「新型コロナウィルス感染症対策分科会」を昨年11月16日以降開こうともしませんし、所管の堀内詔子ワクチン担当大臣は予算委員会で質問されても「えー」とか「あのー」とか発するだけで、代わりに後藤厚労大臣が答弁に立つという、ただ「いるだけ大臣」となっています。
まだピークにはなっていないオミクロン、国民は捨てられてしまったかのようです。