過ちまっしぐら(ブログ3322)
- 2023年08月27日
マイナンバーカードでの受診を可能とするための紐付けがされずに、健康保険証の代わりに利用できない事例が約77万件ある事が厚労省の調査でわかりました。
これは、全国健康保険協会(協会けんぽ)で約38万人の紐付けが7月末現在で未完了だったことから、厚労省が健保組合なども対象に調査したことで明らかになったもので、またもや不備が発覚してしまいました。
河野デジタル相は、「制度の登録申請をする際には、マイナンバーの記載を明確にする省令を出している。」として、本人がマイナンバーを提出しなかったことに原因があるかのように話していますが、本来、マイナンバーの提出やマイナンバーカードの取得は本人の判断によるもので、強制でも義務でも無いはずです。
さらに厚労省は、マイナ保険証が使用できない医療機関や薬局が一定数存在することから、「資格確認証」を発行することにしていましたが、マイナ保険証の未取得者を対象とした「資格確認証」とは違う文書を交付する案を社会保障審議会の部会に提出しました。
受診時にマイナカードと一緒に提出させる考えです。
なぜ、そんなことをしなければならないのか、全く理解し難いものです。
マイナカードやマイナ保険証については、拙速な導入で国民を混乱に陥れました。それも2兆円ものポイント付与までおこなって。
マイナ保険証も処理水の海洋放出もただただ自分達のメンツのためであり、見直そうなどとは全く思っておらず、官僚達も矜持を捨てて政治家への忖度一筋に走っています。
彼らの頭の中には、「過ちを改めざる、これを過ちという」、「過ちては改める事に憚ることなかれ」という言葉は無いのでしょう。