道の特別支援金
- 2021年03月12日
道の「特別支援金」について詳細が決定しました。
この「特別支援金」は、時短対象飲食店との取引がある事業者を対象とし、20年11月から2021年3月までの間で、対前年同月比で50%以上売り上げが減少していることを条件としており、11月から時短の要請を行っていた札幌市に限定して検討されていました。
しかし、知事が発した外出・往来の自粛は全道を対象にしていたことから、その影響は札幌市以外も同様であり、さらに、飲食店と取引のある業種だけでは無く多くの事業者が自粛により大変な状況に置かれています。
この支援金の検討が知事サイドで行われていた先月から、経済部に対し「支援金の対象を全道に広げ、さらに時短要請以外の飲食店も含めて自粛に関連して売り上げが落ち込んでいる事業者をなるべく広範に対象とすべきと。」と強く働きかけておりました。
昨日、夕方に経済部長から、道の支援金の概要が明らかになったと報告を受けました。
内容は、外出・往来の自粛で影響を受けた地域と業種を全道に拡大したこと、そして対象業種については、
▼旅行関連
飲食業者(札幌市以外の飲食店、昼間営業の飲食店等)、宿泊事業者(ホテル、旅館)、
旅客・運送業(タクシー、バス)、自動車賃貸業者、文化・娯楽サービス事業者、旅行
代理店、観光施設運営、小売店(土産物、雑貨店) 等
▼その他
エンタメ、遊興施設関連事業者、雑貨、アパレル、理美容室、マッサージ店、整骨院、
エステ店、結婚式場、運転代行業 等
▼上記事業者への商品・サービス提供を行う事業者
食品。加工製造業者、卸・仲卸、清掃業者、広告事業者、ソフトウェア事業者、貨物運
送事業者、業務委託契約をしているタクシードライバー、バスガイド、イベント出演者 等
と拡大し、業種を問わず、外出・往来の自粛により影響を受けた事業者を対象とすることが出来ました。
なお、申請の時期につきましては、新年度予算が可決される3月下旬か4月に入ってからとなりますし、申請は電子申請と郵送申請となります。
関係事業者の皆さんには法人20万円、個人事業者10万円と微々たる金額で「焼け石に水だ」、「雀の涙だ」とご批判も多いと思いますが、要件に該当される事業者の皆さんに是非ご利用していただきたいと思います。
今後もコロナ感染症における経済への影響を勘案しながら、出来ることに最大限の努力をして参ります。