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道政検証2

  • 2015年01月29日

 今日の道新の検証は「公共交通」。

 HACの日航による再子会社化は、国が主体になったJALタスクフォースによる債権放棄と国費の注入によって債権が進み、業績が回復したJALへHACの再子会社化を政府に懇願した結果でした。

 JALが経営破綻し、HACを切り離した事から道が筆頭株主になり、地方路線を引き継ぎましたが、奥尻島での重大インシデントから欠航が続き、そのために搭乗率も下がって経営が行き詰まり、あずさ監査法人に経営コンサルをお願いして出来上がった再建計画案に沿って経営を行ってきましたが、業績の回復は見込まれず、3ヶ月連続の赤字が続いた場合、身売りをする事まで考えていました。

 幸い、JALの業績回復時と重なったことから。先のように政府与党を頼りにしてやっと再子会社化にこぎ着けたのが真相で、知事はそのことがなければHACを諦めていたものと推察されます。

 無論、北海道新幹線の新函館北斗駅開業までの開業は、知事が就任する前に地元の期成会が汗をかき、何度も中央政府に要請を重ねた結果実現したものであって、知事の功績ではなく、ましてや、現函館駅への乗り入れを断念させたのは知事自身です。

 札幌延伸は民主党政権時に決定したもので、さらに、札幌延伸の工事短縮も、延伸決定時に附則として付け加えられたものと聞いています。

 一方、稚内~コルサコフ間のフェリー運行は風前の灯火、「JR北海道再生推進会議」に社外取締役を派遣したにも関わらず、江差線のように地方路線は廃止が続いていますし、それを補うバス路線も切り捨てが続いています。

 広域分散型の北海道の交通網をどのように考えるのか、知事の考え、今後の方針はまったく示されていません。


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