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道立消防学校視察(ブログ3859)

  • 2025年03月10日

 今日は、議会の休会日を利用して「北海道消防学校」へ視察に行ってきました。

 令和5年に本校舎を新築し、併せて模擬消火訓練室(プロパンガスで火災を発生させ、放水の水をセンサーで感知し、火勢を制御する消火訓練システム)、震災対応訓練施設(倒壊建物を想定した瓦礫救助訓練など、閉鎖空間における救助訓練を行う)も新設、最近の変化する火災や自然災害に備えた高度訓練も行えるようになりました。

 校舎が新築したことによって、講義の効率化を図れるよう同一講義を一堂に会して行える150人規模の大教室、緊急消防援助隊の拠点としても機能するように自家発電(72時間対応)等を整備する事が出来ました。屋根には太陽光パネルが敷設され、道有建築物で初めてNearlyZEBの認証を取得、政府が定めるエネルギー消費基準から約79%を削減する事ができ、余剰電気は売電する事にしています。

 また、衛生管理上の観点から、洗濯乾燥室以外に必要な防火衣乾燥用室内乾燥ボイラーを導入することとし(防火衣は生地が厚手なのと、洗濯回数が5回程度で劣化し防火に適さなくなるので、汗をかいた防火衣はそのまま洗濯せずに乾燥させるため)、新年度予算でも対応可能となりました。

 一方、校舎は新築になりましたが、訓練生が入居する「寮」は以前のままで、今時考えられない4人相部屋、エアコンも女子訓練生5部屋と各階の共用娯楽室7室にポータブル式の簡易なクーラーが設置されているだけという環境です。

 私たちも、これまで個室化とクーラーの設置を求めていましたが、寮の耐久年数、さらに電力量の制限内という事もあって、難しいとのことでしたが、冷房は太陽光発電が売電する程の余力があるのなら問題はクリアーされるだろうと思いますから、後はクーラーの設置費用だと思います。

 今回も消防学校の施設の充実と、生活環境改善の必要さを改めて感じてきた視察でした。


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