道議会の全面禁煙を
- 2020年09月19日
同じような事が足下で起ころうとは。
9月8日に国会の議員会館において、立憲民主党の枝野代表が指定された喫煙室では無く自室で喫煙をしていたということ報道され、私もブログで厳しく批判したところですが、道議会の議員庁舎においても庁舎内で喫煙している事実が道新の取材で判明しました。
記事が掲載された19日の前日、このことに関わる道新の取材が議会事務局にあり、議会事務局長から私の所に連絡がありました。
連休中に記事にするとのことでしたが、連休初日の今日道新1面に三段抜き、社会面にも写真付き三段抜きで取り上げられました。
道議会は、新庁舎に喫煙室を設けるかどうか各派会長会議で審議中でしたが、コロナ禍の事もありコロナ対策を最優先するために議論を先送りしていました。
しかし、いつまでに結論を出すかも決めずにいたため、基本的には先の見えない庁舎内禁煙の状態が続いており、必然的に、喫煙者は庁舎及び敷地外のところまで行って喫煙せざるを得なくなりました。
当初は、近くのホテルや屋外等で喫煙していたものと思われますが、それが面倒になり、地下駐車場内のマイカーの中なら判らないだろうと吸い始め、だんだん気持ちが緩んで会派控え室や応接室などでも喫煙するようになったものと思えます。
議会庁舎は、改正健康増進法に規定する第2種施設となっており、専用の喫煙室の設置は認められていますが、それ以外での喫煙は法違反となり、最高30万円の罰金が科せられる事になります。
新庁舎で喫煙した道議会議員は、この改正健康増進法に違反する行為を常習的に行っていたと思われますし、悪質極まりない行為は30万円の罰金ものだと思います。
これまで、喫煙者は、「喫煙する権利」を求めていましたが、自ら地雷を踏んでしまったことになります。この様な事が起きてしまったからには、議会開会中に各派会長会議を開催して早急に庁舎内を全面禁煙にすべきだと思います。
道庁本庁舎には約800人の喫煙者がいるようですが、道庁本庁舎を含む敷地内は全面禁煙となっている一方、議員の中の一部の喫煙者だけは議会庁舎内に喫煙室を設けるように要求しています。
今回の事件を起こした議員は猛烈に反省し、自ら敷地内禁煙を申し出るべきではないかと思います。その結論も出せないようでは、道議会にも自浄能力が無いことを天下に知らしめるになりますし、法を犯しても何も感じない議員はペロリと舌を出すでしょう。