道議会本会議終了
- 2019年12月12日
今日で道議会が終了しました。
11月26日から17日間の日程で行われた第4回道議会本会議は、一般会計・特別会計併せて約65億円の補正予算と、関連条例の他、「市立専修学校等における専門的職業人材の育成機能の強化等を求める意見書」、「将来にわたり安全・安心な医療制度の提供を求める意見書」、「大学入試共通テストに関する意見書」、「授業料減免制度の現行水準を維持することを求める意見書」、「日米貿易協定に関する意見書」を採択しました。
今回の議会の大きな注目点は、IRカジノ誘致に関わる知事の判断ですが、「苫小牧市の候補地は『「ラムサール条約』当該地であり、湿地帯に生息する動植物を含む自然環境に対する環境アセスに約3年の時間を要することから、国が求める来年の7月までには間に合わず、今回は見合わせるが、次期には挑戦できるよう準備を整えたい。」と発言しました。
これでしばらくはIRカジノについての議論は先送りとなりますが、準備を整えるには新年度予算に調査費を計上しなければなりません。
知事初めての本格予算となる20年度予算に、カジノに関する思いをどのように盛り込むことになるのか注視しなければなりません。
また、この議会で幌延深地層研究センターの研究機関延長についても、機構が求める9年間の延長を認める判断をしました。
しかし、この9年間については、それ以後の再延長は認めないとする確認文書を交わすこと無く、単なる口約束では、20年間で終了するという道民の思いを反故にするものだと思います。
鈴木丸が船出をし、そろそろ内海から外海へと向かっていきます。
新しい船長は、外海の厳しさをまだ知らない若さがありますが、ベテランの水夫はその厳しさを経験から会得しています。
様々な経験をしてきている水夫達のアドバイスを聞き入れながらの航海でなければ、荒波に翻弄される事になるかも知れません。