道議会:民主党・道民連合から緊急要請
- 2011年02月24日
先日、鳩山前総理の「方便」発言、さらには身内の造反などを受けて、民主党・道民連合議員総会で私が党中央に抗議文を打つべきと発言をしました。
民主党の道連佐野幹事長は「党内の乱れを助長するような誤解を受けることは慎みたい」と発言されました。
改めて、会派三津会長に見解を求めましたら、何らかの形で私の意見に答えたいという見解を示したことから、その後の対応を注視していましたが、本日の民主党・道民連合議員総会で、『「国民の生活が第一。」の国会運営を求める要請』を札幌市議会民主党市民連合と連盟で党中央に提出をしたいとの提起がありました。
内容は、(全文掲載)
「国民の生活が第一。」の国会運営を求める要請
民主党は、一昨年の総選挙において、国民の圧倒的な支持を得て政権に就きました。
以来、「国民の生活が第一。」の理念の下、様々な改革に取り組んできました。長く続いた自民党政治からの大転換を図るためには、多くの難問が立ちはだかり、国会運営に困難をきたすことは、我々地方議員の立場からも理解出来ます。その一方、国民の期待が大きかっただけに、なかなか進まない改革に不満が大きくなっているのも確かであります。
しかし民主党内に、国民の生活を守ろうという理念に異論がない限り、たとえ内部に激しい議論はあっても、決まった方向で一つにまとまって行動すれば、必ずや国民の理解を得ることが出来ると確信します。
しかるに、最近の国会議員内部における動向は、「国民のための」論争の域を超えて、内部分裂の様相を感じさせるものとなっています。このことは、支持をいただいている多くの国民に失望を与える行為であり、我々民主党関係の地方議員としても看過できないものであります。さらに、こうした状況が長期化すれば、迎える統一地方選挙にも大きく影響することは避けられないと懸念するところであります。非常に憂慮する事態です。
今こそ、一致結束して「国民の生活が第一。」の国会運営に邁進すべきです。
以上のことから、民主党は係る事態を招かないよう最善の努力をするとともに、統一して行動することを強く要請します。
2011年2月24日
北海道議会 民主党・道民連合議員会
札幌市議会 民主党・市民連合議員会
以上の要請文は、札幌市議会民主党と道議会民主党の全員が署名して、菅直人総理はじめ道内選出国会議員全員に提出することになりました。
地方の民主党議員がどのような思いで、選挙戦を行っているかを忖度できなければ、国会議員は地方の民主党からも見放されます。