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選挙戦の自粛

  • 2011年03月17日

東北・関東大震災に関わって、総務大臣が検討していた選挙の延期について、高橋はるみ知事は「北海道においては、投開票事務に支障がない」という判断を示し、通常の日程で行われることになりました。
11日の地震に端を発した未曾有の災害は、ここ函館にも大きな影を落とし、駅構内、朝市から金森ホールまで一帯の冠水に関わる被害の他、旅館・ホテルのキャンセル、自衛隊員・消防士・水道職員等の現地派遣、建築資材の不足等々、様々な所に影響が出ています。
このような中、4月1日(告示日)から道議選の選挙カーが動きだします。
スポーツ等の娯楽に関わるものの自粛、各祝賀会やイベントの中止、燃料の規制、節電などに国民が協力しているにも関わらず、ボリュームを高くし名前を連呼する選挙カー9台が朝8時~夜8時まで10日間、遠慮無く市内を駆けめぐることが必ずしも理解を得られる行為とは思いません。
我々、政治に関わる者が国民感情に配慮もせず、自分の選挙をいつもと同じように行うことは、まさしく無神経であり、その誹りを免れないのではないでしょうか。
今日、行われました民主党8区合同選対会議において、私から、「日本が今までに経験したことのない震災の被害と福島原発の炉心溶融による放射線の放出、屋内待機避難者の移動制限、物資や燃料の不足、行方不明者の捜索などが続いている中での選挙は、選挙カーの自粛や時間の短縮、連呼の中止や街頭演説のみに限定等、何らかの自粛措置が必要ではないか。道議・市議の会議等の開催と他党との協議を行って欲しい」と要請しました。
他にも賛同の意見が出されましたが、何らかの形で自粛が実現され、不十分でも有権者の理解が得られる選挙戦にするべきではないかと思います。


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