酸素ステーション
- 2021年09月07日
「『野戦病院』のような臨時的医療機関を」とあちこちから言われ、かといってそのまま分かりましたと言うのはプライドが許さないと考えたのか、それとも官僚に入れ知恵されたのか、菅氏が言い始めたのが「酸素ステーション」、それに乗っかったのが医療の逼迫している東京都の小池知事。
早速、都内の空き施設に130床の酸素ステーションが設置され、8月23日から運用しましたが、利用者は1日平均12人、稼働率が経ったの9%だったことを今日の日刊ゲンダイが伝えました。
東京都のモニタリング会議のメンバーで都医師会副会長の猪口正孝医師は、「酸素ステーションに運ばれても受け入れは1泊程度と短いため辞退者が多い」と低稼働率について指摘しています。
自宅療養患者を往診した医師が、酸素が必要と判断して救急車を要請、酸素ステーションに運んだとしても1日で回復することはほとんどありません。
そのことが分かっていながらも、1日で帰宅されるのであれば誰も望まなく、本来の入院を求めるでしょう。
そうであれば、この酸素ステーションを臨時医療機関に転換すべきです。
菅氏も小池氏も、疲労が溜まったのか健康診断を受けられているようですが、コロナ対策のために総理の座を降りる覚悟をしたのなら、ちっぽけなプライドなど脱ぎ捨てて、何であっても有効な対策に奔走すべきではないでしょうか。ついでに小池氏も。