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野党は結集できるのか(ブログ3729)

  • 2024年10月30日

 せっかく政権交代のチャンスが巡ってきたというのに、野党はいったい何をやっているのかと思っているのは、私だけでは無いと思います。

 米国のように、共和党と民主党という2大政党が政権を競い合うという構図とは全く違う日本は、1強の政党が1宗教団体を支持層とする政党と連立を組み、長期間政権を握ったまま、大企業や富裕層に偏った政治を行ってきました。

 一方、日本の野党は、生活者の立場に立った政党も複数となり、さらに準与党的な政党、極右的な政党、国粋主義的な政党など「玉石混交」とした状況となっています。

 自分達の主張が強すぎて、国民の為に「小異を捨てて大同につく」という事を蚊帳の外に置いているような気がします。

 今の状況は、与党は過半数を維持できないことから、それぞれが主張していたことを譲り合って大同団結することで、国民に寄り添った政治が可能となるのであり、国民の多くがその事を期待しているのは、報道関係の世論調査でも明らかです。

 以前、「希望の党」への合流が永田町で持ち上がった時、関係する政党では反対の声も多く、内部で紛糾したという経験があります。

 結局は、小池百合子氏の排除の論理に納得が出来ず、合流は失敗し、その返り血で政党も大きな傷を負いました。

 さて、今はその時とはだいぶ趣きも違いますが、巨大与党が弱体化し、野党が結集すれば政権交代が可能な時を迎えています。

 以前、元社会党の塚田庄平衆議院議員が「原則を堅持し妥協を恐れず」という言葉を残してくれました。

 この言葉は、政治を進めていく場合の基本だと思います。

 今回の場合、原則は「政権交代で国民主体の政治を行うこと」、そして、妥協は「個々個別の政策についての譲り合い」だと思います。

 子どものように我が儘を言っていては、ダイナミズムな政治は動きません。

 野党の存在を国民に示すチャンスをどう生かすのかが問われています。


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