野望実現か
- 2020年08月31日
安倍晋三氏が辞任してから自民党内が騒がしくなってきましたが、今日のテレビのワイドショーでは菅義偉氏が立候補したことで流れが一気に傾き、菅氏が次期総裁に選出される方向になったことで持ちきりとなっています。
菅氏は、第２次安倍政権のＮＯ２を８年近く勤め、記者会見の場でも予算委員会の場でも安倍晋三氏同様に「その事はあたらない。」、「問題無い」という発言を続け、記者会見でも意に反する質問には答えず、記者の指名もしないという姿勢を続け、官邸主導の人事権を屈指して官僚を意のままに操り、忖度という悪しき文化を定着させてきた張本人です。
さらに、内閣法制局長の人事を通じ安保法制を集団的自衛権行使まで憲法の範囲内との見解を出させましたし、官房副長官や総理補佐官、総理秘書官を通じて官邸の権力を思いのまま行使してきました。
最近では、黒川東京高検検事正の人事にも大きく関わり、コロナ感染者数が第２波に及んでも強引にＧＯ ＴＯトラベルを強行、沖縄には県を頭ごなしにして辺野古関係自治体に金をばらまくなど陰で陰湿に暗躍していた悪代官で、安倍晋三氏とは一蓮托生の権力者でした。
世間では、ＮＯ１が引退をすれば一蓮托生のＮＯ２は同じく身を引くと言うのが常識だと思うのですが、今度は自ら立候補して安倍晋三氏よろしく全権を掌握する野望をあからさまに実現しようとしています。
悪夢はまだまだ続くのでしょうか。
国民が求めているのは、これまでの継続ではありません。
最悪だった安倍政権、権力の私物化を悪びれずに行い、労働分配率は最悪となり、大企業優先の経済政策は、最高の企業内部留保と非正規労働者・ワーキングプアを生み出し、年金を鉄火場に差し出して、支給額を引き下げ､支給年齢を引き上げ、さらに後手後手のコロナ対策、言い出したらきりがありませんが、せめて解散総選挙が終わるまで少しでも負の状況からの脱却を求めたいものですが、それも八百屋さんに魚を求めるようなものなのでしょう。
ナチスドイツが大きな麻生太郎氏にすれば、菅義偉氏はナチ党ＮＯ２のゲッペルスというところでしょうか。
