関係を絶つ?
- 2022年08月23日
自民党の茂木幹事長が22日に仙台市で講演し、「旧統一教会との関係を持たないよう党所属議員に徹底する。」と表明し、ガバナンスコード(統治原則)と呼ばれる党の行動指針に「今後、社会的に問題が指摘されている団体との関係は一切持たないと盛り込み、徹底したい。」と述べたようです。
また、教団関係団体の会合出席等について、「事務所に任せず、議員自らチェックできる体制を築く。」ことにも触れました。
これで、果たして旧統一教会との関係を絶つことができるのか、行動指針に盛り込んだだけでは「魂入れず」ということになりますから、当然のこととして、その後のチェックが必要となってくるでしょう。
自民党内部だけで100名以上の国会議員(安倍派を中心として)が、濃淡はありますが旧統一教会と関係があり、現実的に秘書として入り込んでいたり、自身の選挙での支援のお願いや選挙活動をボランティアとして支えてもらっていたわけですから。
すなわちこれらの国会議員の中には、関係を切りたくても切れずに闇に潜ってしまうことも想定出来ます。
特に萩生田政調会長はズブズブの象徴で、市議会議員時代から抜き差しならぬ関係となっており、「足を洗う」ことが果たして出来るのでしょうか、また、一方の旧統一教会側が教団としての教義の実現などを含めて自民党との関係を精算できるのでしょうか。
口から出た言葉を戻すことはできません。茂木幹事長の手腕を見届けようではありませんか。