閣僚のガソリン代は?
- 2016年04月07日
民進党の山尾政調会長のガソリン代が問題となっています。
保育問題で話題の山尾志桜里衆議のスキャンダルを探していたマスコミというよりも、与党の思いを忖度したマスコミと言った方が良いのか、テレビでも新聞でも山尾議員のことだけ取り上げていますが、6日付けの「日刊ゲンダイ」に安倍晋三総理、菅 義偉官房長官、馳 浩文科相のガソリン代についても報道されていました。
それによると、山尾議員は選挙の年であった12年に約230万円という突出したガソリン代を計上し、約地球5周分と叩かれ、13、14年はその三分の一の約80万円との事ですが、安倍晋三は12年が573万2858円で、約地球13周分に相当し、13年は、554万6613円、14年で499万6215円にのぼります。
馳浩文科相は11年~14年に200万円から300万円のガソリン代を支出しており、菅義偉官房長官は14年は約79万円ですが、11年~13年までは毎年約200万円のガソリン代を支出、安倍晋三の選挙区が約1000平方km、馳文科相が470平方km、菅官房長官が40平方kmだということで、一体選挙区をどのくらい廻っているのだろうか、使途不明金の疑惑は安倍、菅、馳の方が深く、同じく明確な説明責任を果たすべきと報じています。
自身の政党支部の政治資金管理は明確にしなければならないことは明らかでありますが、野党の政調会長を連日批判し、政府の閣僚に対しては全く批判の矛先を向けないという露骨な差別はいったい何だろうか、この対応を見ても現政府及び与党がいかに上手く報道を操作しているのか、そして報道も政権への批判精神を意図的に引っ込めていることが明らかだと思います。