背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

阿倍放送協会

  • 2014年02月05日

 日本放送協会=NHKだったはずが、今はすっかり阿倍放送協会=AHKとなってしまったようです。

 籾井会長だけではなく、NHK経営委員の作家:百田尚樹氏(永遠の0、海賊と呼ばれた男、などの作者)が、東京都知事選に立候補している田母神候補の応援演説で、「南京大虐殺は無かった。東京大空襲、広島、長崎の大虐殺をごまかすために東京裁判を行った。南京大虐殺は米軍が自分達の罪を相殺するための裁判だ。」とぶち上げた、との報道がありました。

 百田氏は、これまでも阿倍首相と会食を重ねるなど、「2012年安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の代表幹事というお友達の一人で、この度の経営委員に安倍政権が提示した一人です。

 そして、また一人、同じNHK経営委員の埼玉大学名誉教授:長谷川三千子氏も、昨年10月に、朝日新聞社に抗議して拳銃自殺を図った右翼団体元幹部の追悼文集に『人間が自らの命をもって神と対話することができるなどといふことを露ほども信じてゐない連中の前で野村秋介は神にその死をささげたのである。「すめらみこと いやさか」と彼が唱えたとき、我が国の今上天皇は(人間宣言が何を言はうと、日本国憲法が何を言はうと)ふたたび現御神<あきつみかみ=現人神>となられたのである』 と寄稿してます。:原文は旧仮名遣い

 この方も、「2012年安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の代表幹事で、経営委員に安倍政権が提示した方です。

 1月28日の私のブログ「NHK会長発言」でも述べましたが、放送法の第4条には「放送番組の編集に当たっては①公安及び善良な風俗を害しないこと②政治的に公平であること③報道は事実を曲げないですること④意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を起きらかにすること。」とあり、また、31条「委員の選任」には「公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、広い経験と知識を有する者」となっています。

 経営委員は不偏不党が求められますが、阿倍政権が委員に提示した方は、籾井氏、百田氏、長谷川氏という方々です。

 これで、公正公平、不偏不党の精神を貫いた番組が制作されるとはどう考えても無理だと思います。

 これらの方々には早い段階で辞任していただきたいですし、国会において辞任させることが出来ないのならば、国会も末期です。

 NHKはAHK(阿倍方法協会)ではないのですから、これらの方々の辞任がなければ、受信料の不払いを真剣に考えなければなりません。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.