陳腐な閉会式
- 2021年08月11日
東京五輪が8日に終了しました。少し遅れて閉会式の感想です。
午後8時から始まった閉会式は、最初に参加国・地域の国旗等が入場し、その後に各国。の選手・コーチなどが入場し、国立競技場フィールド4カ所に分散して閉会式を見守りました。
さて、国旗が入場したときに聞いたことのある音楽が流れていました。
64年東京大会の開会式入場のマーチです。
NHK朝ドラ「エール」にも取り上げられた「古関裕而氏」作曲の「オリンピックマーチ」、選手が入場を終了するまで同曲が様々にアレンジされながら流れて懐かしく思いましたが、その反面、企画力の無い選曲・演出にがっかりしてしまいました。
開会式もコンセプトが分からず、楽しむよりも無為に時間が流れた気がしますが、閉会式は残念ながらそれ以上にがっかりしました。
参加した各国の選手達はどのように受け止めたでしょうか。
後段のセレモニーの時には選手達も選手村に帰宅をしたのか、フィールド内はスカスカの状況で、それでも頑張る選手達は寝転んでスマホを相手に時間を潰していました。
その場の雰囲気を斟酌しないバッハ氏は、相変わらず長い講釈を続け、開会式の不評も何のそのという感じです。
テレビ離れをしている若い人、そしてどれだけの国民が、いや世界中の方々がどれほど我慢強く視聴したのか、米国のNBCや日本のNHKの視聴率を知りたい思いです。
開会式と閉会式をプロデュースしたであろう電通への委託費はいかほどだったのか、開催前に担当責任者が何人も辞職したことを踏まえても、費用対効果が問われます。