陸幕副長等の靖国参拝(ブログ3454)
- 2024年01月13日
陸上自衛隊のNO2である小林博樹陸幕副長ら数十人が、9日靖国神社を集団で参拝した事が防衛省の報告で明らかになりました。
小林副長は時間休を取っている、つまり有給休暇扱いだから私的参拝であり問題ないと開き直りました。しかし防衛省の調査では、この参拝に関わる計画書が作成されており、公文書となっていることが明らかになっているほか、小林副長は公用車を利用していたことももあり、いくらしらばっくれても公文書と公用車使用は消せない事実なのです。
さらに、参拝時に敬礼をしたことも指摘されています。
敬礼と言う行為は、一般人にはなじみが無い行為であり、自衛官・警察官(海上保安庁を含む)・消防官など階級を有する吏員が行う行為です。
したがって、敬礼したと言うことは自衛官としての立場で行ったものであり、このことについても言い訳が難しいと思います。
また、今回の行為は自衛隊における事務次官通達を完全に無視したものであり、制服組の傲慢が背広組の「文民統制」をも気に掛けない行動に出たとも捉えられます。
戦後、平和憲法の下で新に組織された自衛隊は、戦前の軍国主義の反省に立って組織されたものであり、隊員には常にその自覚が求められるべきだと思います。
私人であれば、信教の自由の下、靖国神社に参拝することも自由ですが、その時には、2礼(拝)・2拍手・1礼(拝)が作法です。