障害者の権利擁護条例シンポ
- 2010年03月06日
今日、函館の青年センターで、「北海道障害者権利擁護条例(略称)」に関わるシンポジウム開催されました。
パネラーが多く、厚労省、国交省、北海道、CRS(企業のメセナ活動)をしている企業、ボランティア団体、条例策定をした自民党道議、そして私の7人に加えてコメンテーターとしてDPI北海道の代表の方という、「しゃべる」人ばかりのシンポで、開催者のあれもこれもという思いが表れたものでした。
来場者は70名程度でしたが、この4月から公布されるこの条例について、あまり知られていないという印象を強く受けました。
せっかく国内で2番目の条例、それも、1番目の千葉県と違って議員提案条例で策定され、様々な面で、画期的な内容となっている自負している条例ですが、他都府県での評価と違って、肝心の道民にあまり周知されていないのとても残念です。
権利の擁護と差別の禁止、就労支援や普段生活を含めたあらゆる場面での「合理的配慮」をバックボーンにしたこの条例は、利用して初めて生きてくるものです。
本来は、この条例を使わないで済む社会が理想的ですが、現実には多くの場面でこの条例が必要になってくるものと思います。
この条例をツール(道具)として利用し、障害のある方お一人、お一人が普通に日常生活や社会生活が送れる日が早く来ることを願います。
それにしても、この条例に対する道の広報や普及啓発の不十分性は問題です。