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集団的自衛権で攻防

  • 2014年07月06日

 道議会最終日、私どもが提出した「憲法解釈による集団的自衛権の行使容認に反対する意見書」に対し、本会議開会直前に自民党が質疑を行うとの意思表明を行いました。

 意見書については一定のルールがあり、各会派の政審連絡会議で事前に調整し、なるべく全会派提出を基本としています。

 今回のように全会派の賛同を得られない対決型の意見書の提出も有ることから、その場合は意見書の主旨説明、反対討論、賛成討論、質疑などが、各会派間の駆け引きで行われることになりますが、その場合、政審連絡会議の最終とりまとめの段階で意思を表明する事になっています。

 私たちは主旨説明をする事を申し述べていましたが、自民党は何も主張しなかったことから、最終日は主旨説明のみで採決に諮ることが議会運営員会の流れとなっていましたが、突然の自民党からの申し入れ。

 自民党の役員会か議員総会からか分かりませんが、質疑を行うべきとの意見が出され、その結果、議会ルールを無視してのごり押しが始まりました。

 これまで、政審連絡会議は民主党が窓口となって取りまとめをしていましたが、本来は第1会派の自民党が窓口となって各会派間の調整を行うべきであり、今回の出来事から、私たちは、今後、①政審連絡会議は第1会派が行うこと、②今回の事は前例として今後、どの会派であれ本会議開会直前でも質疑や討論を通告できることとする。

 の2点を申し添え、質疑を受けることになりました。

 さらに、本会議での議員同士の質疑は、通常の一般質問と同レベルとしてやり取りをする事も申し添え、いよいよ本会議が始まりました。

 意見書の主旨説明を田村筆頭副会長が読み上げ、その後、自民党の中司政審会長が質問を行い、その答弁を民主党の政審会長である私が行いました。

 やり取りは本質問、再質問と続き、最後は自民党が指摘をして終わりましたが、自民党の重鎮は、質疑などやらなければ良かったと感想を述べるほど、私たちの主張が際立ったものと思います。なお、この質疑の内容は、後日ホームページに掲載をいたします。


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