電気代の値下げは?
- 2015年02月09日
原油価格が下落しています。
ガソリンも昨年12月当たりがピークで1ℓ160円台でしたが、現在は若干の差異は有るかも知れませんが、120円台となっています。
産油国の事情や国際的に原油供給量が需要を上回っている他、投機対象であることなど複層的な原因があることは承知していますが、ここで疑問を感じることがあります。
北電は原発が休止していることから、発電の主流は原油を燃料とする火力発電でまかなっており、原油高の影響で電気代を値上げしなければならないと、2度にわたり道民にそのしわ寄せをしていますが、一方、原油価格が1ℓあたり約40円近くも値下がりしたにも関わらず、北電は一向に電気料金の値下げを検討している様子はありません。
値上げの原因が原油価格の高騰であるならば、原油価格の下落を受けて値下げを行うべきではないでしょうか。
一方、北電の言い訳も想定が出来ます。
「今まで、自社の経営見直しで値上げを極力避ける努力をしてきが、止む終えなく道民の皆様に負担を強いることになった。今回、原油が値下がりしたからといってすぐに値下げを行うことは、事務的な負担が大きく、原油の値下がり分だけでは相殺できない。したがって、今後も安定的に値下がりが継続することを確認してから改めて検討したい。」
たぶん、こういう言い訳をするんだろうと想定しますが、値上げのいい訳と整合性がとれないことは、北電の方々もおわかりだと思います。
電気代の値上げ、再値上げで、道内産業や家庭に大きな負担を強いている事を危惧している高橋はるみ知事は、北電に電気代の値下げをなぜ要請しないのでしょうか。