電通の指名停止(ブログ3141)
- 2023年02月17日
東京五輪を巡る入札談合事件で、電通から組織委に派遣した職員がその中心である事が捜査で明らかになり、電通もその事実を認め、電通としての関わりも認めました。
そのことを受けて、東京都、愛知県、大阪府が電通などに対して新規発注業務への入札参加資格を1年間停止することを公表しました。
当然、北海道は電通に対してどのような対応をするのかが問われます。
道の出納局は、「電通は、道が発注する事業の契約に関わる指名競争入札資格者ではないことから、指名停止の対象では無い」との返事でした。
これまでも北海道が主催するイベントのほとんどは、電通に委託していましたが、出納局が言うには「株式会社電通は持ち株会社となり、子会社化にしている。北海道は電通北海道に委託しており、電通本社では無い。」と言っています。
しかし電通北海道は、(株)電通グループが100%出資している子会社であり、事実上同一化している事は否定しようもありません。
東京都も大阪府も愛知県も、電通東日本や電通西日本という子会社が有りますが、指名資格停止を株式会社電通としています。
そうであれば、北海道が株式会社電通との入札を一定期間停止することは出来ない事では無いと思います
出納局には、検討するように要請しましたが、どのような返事が返ってくるでしょうか。