露骨な対応
- 2008年09月25日
今定例会において、「雇用問題」とりわけ非正規労働者への対策について、本会議の代表質問に対して道の答弁は「非正規労働者の働き方に見合った均衡ある処遇の確保や正社員への転換を促進する」というものでした。
この事に関わり、道庁内における非常勤職員や臨時職員、派遣職員、また委託先の労働者などの処遇を考えると、まさしく道庁が安上がり労働者を作り出している「官製ワーキングプア」であり、自らの足下から処遇改善を行うべきではないかという観点から一般質問を行いました。
質問は、派遣職員の雇用先や委託会社との入札において「派遣契約や委託契約において、積算されている人件費が確実に労働者に支払われているか、雇用保険・社会保険の加入の有無、有給休暇や健康診断などの福利厚生事業は実施されているか、さらに障がい者の雇用やメセナ活動などを評価の対象として入札を行う総合評価方式」について、その導入を求める私の質問に対し、道側は「他部局との調整に時間がかかるために答えられない」とする一方、自民党の議員の同趣旨の質問に対しては、「検討したい」と本会議で答弁をしました。
野党の私には、「答えられない」とし、与党の議員には「検討したい」と答弁する。
まさに、露骨な本会議質問における対応であり、これは、はるみ知事の与野党対応が如実に表れた端的な例であり、会派の代表質問の関連質問として行ったことから、会派からも抗議をいたしました。
私にとっても許し難いことであり、今後の私の質問については、今回の対応を厳しく受け止め、対処していくつもりです。