頻発する米軍機事故
- 2018年01月07日
6日午後、沖縄県うるま市伊計島東側の砂浜に、米軍所属UH1型ヘリコプターが不時着しました。
不時着した砂浜は、防風林を挟んで100m離れた所に住宅がある場所です。
この事故に対し、翁長知事は「とんでもない話だ」と憤りを示し、富川副知事は「言葉がない。あまりに頻度が高く、米軍内のシステムの問題ではないと思わざるを得ない」と憤慨していました。
またまた米軍機の事故、昨年からと言うよりも最近は「日常茶飯事」とでも表現したい位です。
思い起こせば、
・16年12月13日~名護市安部の海岸に米軍普天間基地所属のMVー22オスプレイ
が空中給油トラブルで不時着2名が負傷。19日に飛行再開。
・16年12月13日~上記の事故機と共に飛行していた同じくMV-22オスプレイが
着陸時に前輪が出ずに普天間飛行場に胴体着陸。
・17年 1月19日~嘉手納基地所属のF15戦闘機が油漏れのために同基地へ緊急着
陸。
・17年 1月20日~沖縄県うるま市の農道にAHIZ攻撃型ヘリが不時着、機体から
の熱風により農作物が焼失。
・17年 3月 8日~キャンプ・ハンセンで米軍UHI型ヘリから吊り上げられた複数
の車のタイヤが宜野座村に落下。
・17年 3月21日~C130型輸送機が燃料を放出させながら嘉手納基地に緊急着
陸。
・17年 6月 6日~沖縄県伊江島の米軍補助飛行場にオスプレイが緊急着陸。
・17年 6月10日~奄美空港にオスプレイが緊急着陸。
・17年 8月28日~山口県岩国基地にオスプレイが白煙を上げて緊急着陸。
・17年 8月29日~岩国基地を離陸したオスプレイが大分空港へ緊急着陸後、煙と炎
が上がった。その後この機体は6月6日に伊江島に緊急着陸した
機体だったことが判明。
・17年 9月29日~石垣空港にオスプレイ2機が緊急着陸。
・17年10月11日~沖縄県東村高江で民家から200mの民有地に米軍ヘリCH53
が不時着し、大破・炎上。
・17年11月22日~嘉手納基地を離陸し、空母ロナルド・レーガン艦載機として訓練
中のC2型輸送機が空母直近の洋上に墜落、米兵3人が行方不明。
・17年11月30日~飛行中のF35型戦闘機から機体右側のパネルが落下。
・17年12月 7日~宜野湾市の保育園の屋根に米軍CH53型ヘリの部品が落下。
・17年12月13日~普天間第二小学校の校庭に米軍CH53型ヘリの窓枠が落下、落
下の衝撃で飛んだ石で児童一人が怪我。
そして、今年1月6日の不時着です。
まさしく異常なほど事故が頻発しています。
そして、いつも事故原因は米軍によって明らかにされず、事故後すぐに同型の機体の訓練が再開され、日本政府は「問題ない」とコメントします。
一つの県でこれほど米軍所有の軍機が事故を起こす事に、政府は危機感すら持たず、国民の生命と安全を守ろうという意思さえ感じません。それが沖縄県だからでしょうか。