首相演説各紙の評価
- 2021年01月19日
菅氏の施政方針演説がおわった今日の新聞各紙は、それぞれの立場で演説の内容を社説などで評価していますが、拾える限りの全国紙や地方紙の社説の見出しを掲載してみます。
・読売新聞:施政方針演説 医療体制の現実に目を向けよ
・産経新聞:コロナ国会 特措法改正を最優先で 非常時に相応しい論戦を 心に響く発
信を
・朝日新聞:施政方針演説 首相の覚悟が見えない
・毎日新聞:菅首相の施政方針演説 不安にまったく答えていない
・北海道新聞:首相の施政方針演説 コロナ対策方向見えぬ
・東京新聞:首相施政方針 危機克服の決意見えぬ
・福井新聞:菅首相の施政方針演説 「安心」「希望」程遠い
・神戸新聞:施政方針演説 空虚に響く「安心と希望」
・中国新聞:菅首相の施政方針演説 国民に言葉が響いたか
・佐賀新聞:施政方針演説 危機に臨む責任感示せ
・沖縄タイムス:首相施政方針演説 これでは心に響かない
などとなっています。
朝日、毎日の全国紙を含め、地方紙のほとんどが演説内容に批判的な内容となっていることからも、評価に値しない演説だったことが窺えますし、与党寄りの全国紙と言われる読売、産経新聞も演説内容に注文を付けています
これらの新聞記事を見ても、ほとんどの国民は菅氏の施政方針演説を空虚に受け止めているものと思われます。
20日から始まる代表質問、その後の予算委員会では、1国の首相としてこれらの評価を覆すような、そして「安心と希望」が国民の心に響く内容の言葉を期待しています。
話は変わりますが、蓮舫代表代行が菅氏の施政方針演説原稿の一部を撮影した画像を、演説前にツイッターに投稿したことが判り、与党がこれを問題視し、蓮舫氏は演説終了後に削除し、立憲側が参院の議会運営委員会で陳謝した事が東京新聞に掲載されていました。
国会のシステムはよく知りませんが、道議会では定例本会議の前に執行部側から個別に掲出案件の説明があり、その際に資料などが提出されますが、それは知事が提案説明をするまでは公にしない事になっています。
知事の提案説明があって初めて公式のものとなるからで、それまではオフレコ扱いとするのが阿吽のルールと言うか信頼関係です。
国会であっても当然同じ扱いだと思います。議員経験の長い蓮舫氏がそのことを知らなかったなどとは、言い訳にもなりません。