麻生という民族主義者
- 2020年01月20日
麻生太郎氏がまたぶっ放しました。
地元福岡県直方市の国政報告会で「2000年の長きにわたって一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝が続いている国はここにしか無い。良い国だ。」と発言し、非難されると「誤解が生じているのならお詫びのうえ訂正する。」としました。
しかし、「一つの民族」という発言をどのように訂正するのかは、話さず終いです。
なおかつ、「誤解が生じているのなら」と前置きし、「誤解している方がおかしく、私は全く矛盾だとは思わない」と、悪いのはそちらの方だと言わんばかりです。
そういう方ですから、05年にも「一文化、一文明、一民族、一言語の国は日本のほかにはない」と発言し、この時も「誤解が生じているのなら・・・」と話しましたが、ご自身の中では、一民族であるという信念は揺るがないだと思います。
まさしく、ヒットラーのナチス政権を見習うべきと発言した民族主義者の面目躍如というところです。
今日のサンデーモーニングで、ジャーナリストの青木理氏も、「アイヌ民族だけではなく、琉球民族、上皇が皇室の出自に関して朝鮮との関わりを発言したこと、そして、日本には多くの民族の方がいることを全く理解していない。」と指摘していましたが、麻生氏の頭の中は、そのことを理解するという回路が存在していないのだと思います。