1票で変えられる(ブログ3716)
- 2024年10月17日
今回の総選挙の投票率はどの位になるのでしょうか。政治とカネ問題、石破氏の朝令暮改、国民生活など争点は目白押しですので、ぜひ棄権すること無く1票を行使して下さい。
よく、「私が1票投じても何も変わらない」と、投票しない口実を言われる方がいますが果たしてそうでしょうか。
日本体育大学の清水雅彦教授によると、<日本の法定労働時間は、週40時間ですが、フランスは35時間。日本の割増賃金(時間外勤務)は午後10時まで25%、10時以降の深夜35%ですが、欧米では50%以上が一般的。
日本の年次有給休暇は年間20日(取得率60%)ですが、ヨーロッパでは30日(取得率100%)で、年間の労働時間は日本が1,611時間(サービス残業を除く)、ドイツは1,343時間。
日本の国立大学の学費は年間53万円ですが、ヨーロッパの多くの国では学費は無償か極めて低額。日本の医療費は健康保険で一般的に3割負担ですが、ヨーロッパでは基本的に税金を投入し、多くの国が無償化です。
以上の労働や教育、医療の問題は、国会・議会が制定する法や条例で決まります。
そして、それを決める国会議員や地方議員を選択するのは有権者です。
ヨーロッパが日本より労働、教育、医療が良いのは国民がそのような人を選んでいるからではないでしょうか。
日本の防衛費は23年で6.8兆円、24年度が7.9兆円で27年度は11兆円になるでしょう。しかし、日本全国の小中学校の給食費を無償化するには年間約0.5兆円、国公・私立大学の学費を無償化するには1.8兆円、健康保険の本人負担をゼロ(無償化)にするには約5.2兆円の費用で出来るのです。防衛費より、こういったものにお金をかけたほうがいいと思いませんか? そのためには、これらの実現を目指す政党、候補を選挙で多数派にすれば良いだけなのです。>
そうです。皆さんの1票は、決して小さな1票ではなく、政治を変える1票なのです。
その1票の積み重ねが政治を変え、政策を変えるのです。
民主党が政権を担ったときに、公立高校の無償化が実現し、その後は私立高校まで波及しましたし、天候不純による収穫量の減少があっても所得が左右されない農業の所得保障制度も導入しましたが、自民党政権になった途端に廃止になりました。まさしく貴方の1票が政治を変えたのです。
それが議会制民主主義なのです。つまり、選挙における1票がなければ政治は変えられないのです。今の日本の政治を変えるのは貴方の1票なのです。変えましょう。