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10年後の北海道はバラ色か

  • 2008年03月19日

昨年12月に策定されました「新・北海道総合計画」の具体的推進計画となる「ほっかいどう未来創造プラン」が発表になり、200ページにおよぶ計画書と概要版、青少年普及版(マンガ版)、英語版が私にも届けられ、その内容を目にしました(むろん概要版とマンガ版ですが)。
このプランは平成20年度からの10年間で取り組む各種のビジョンが示されております。

 

 

【第1章】北海道の将来展望

  地理的優位性、明瞭な四季、広大な土地資源と3つの海、優れた自然環境、豊かな水と資源、高い食料供給力、多様なエネルギー資源、多様性に富む地域、独自の歴史・文化、フロンティア精神と寛容な気質。

 

 

第2章めざす姿

 ○世界に躍進する産業○ゆとりと安心のある暮らし
○個性と活力に満ちた地域

 

 

第3章政策展開の基本方向

 ○経済・産業~ものづくり、サービス産業、IT・バイオ、一次産業の振興、食・観光の展開、雇用環境整備
○暮らし・ライフスタイル~少子・高齢化への対処、医療・保険・福祉の推進、安全・安心の確保、多様なライフスタイルの構築
○環境・エネルギ~自然と共生する環境の保全と創造、環境負荷の少ない持続可能な社会、環境調和型のエネルギー対策
○人づくり・情報・科学技術~新時代に対応出来る人づくり、暮らし・産業の「知のネットワーク」
○社会資本~戦略的・効果的な整備、効果的・効率的な維持管理

 

 

第4章地域づくりの基本方向

 ○3つの視点による地域づくり~連携・相互補完を強める:地域の個性や魅力を最大限に生かす:「地域のことは地域で決める」地域主権型の社会をつくる。
北海道を6つの連携地域にエリア設定し、地域活性化を図る未来づくり戦略:
○食~安心をすべての食卓へ、食ブランドの強化作戦
○観光~世界が集い、地域が輝く観光の国づくり戦略
○ものづくり~経済の自立をリードする、ものづくり産業振興戦略
○高齢者~シニアが輝く、いきいき社会戦略
○子ども~社会で取り組む、のびのび子育て戦略
○エネルギー~次代につなぐ、新エネルギーフロンティア戦略
○自然環境~未来に送る、人と自然の共生社会創造戦略
○コミュニティー~信頼の絆で支える、地域力増強戦略

 

 

 概要版は第1章から未来づくり戦略までスローガンやキャッチコピーの羅列で、マンガ版に至っては素晴らしい北海道の未来が描かれています。
本当に10年後の北海道はパラダイスとなっているのでしょうか。
新年度から7年間は投資的経費を削減し借金返済に充てる超緊縮財政、地域医療は崩壊寸前、少子化により学校は統廃合、高齢化により限界集落が増え、介護施策もままならず、農家や酪農、林業、漁業などは政策貧困により後継者が枯渇寸前、一部を除き地域の声に耳を傾けることを忘れている道庁幹部等々。
10年後に花を咲かすには、すでに種が植えられ、芽吹き、除々に根を張り始めていなければなりません。種が植えられても育てていくことをないがしろにすることのないように、少しでも夢に近づく取り組みを応援していきたいと思います。


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